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ELEKTRON DIGITAKTはどんなギア?

  • 2021年6月27日
  • 2021年7月5日
  • ELEKTRON

ELEKTRON DIGITAKTはハイパワーな8トラックドラムサンプラーです。

ドラムサンプラーといっても、音源も内蔵していて、サンプル機能もドラムサンプラーとは言えかなり充実している模様。

取り込んだサンプルをクロマチックに演奏もできるのでメロディもプレイできます。

ただ、サンプリングメモリが64mb、オーディオトラック数が8、MIDIトラックも8と現在のコンペティションの中で対抗できるのか疑問なところもあります。

このページでは筆者が疑問に思っている事なども含め、DIGITAKTの全体像を見ていきたいと思います。

ELEKTRON DIGITAKTの主な仕様はこんな感じ

  1. サンプルメモリは64MB
  2. トラックごとにLFOを割り当て可能
  3. 各オーディオトラックにディストーションエフェクトが一つ
  4. 各オーディオトラックにマルチモードフィルターが一つ
  5. 8つのオーディオトラック
  6. 8つのMIDIトラック

 

オーディオトラックが8つ、MIDIトラックが8個と、商品の価格を考えると少し少ない印象です。

ただ、よく説明を見てみると、各MIDIトラックは最大4ボイスのコードを割りえてることもできるので、実質32ボイスということになるかと思います。

人気定番ドラムサンプラーといえばAKAIのMPCですが、これも32ボイスあるのでDIGITAKTがMIDIトラック8個と聞いたときは不安になったんですが、これで色々とできそうな予感がしてきました。

DIGITAKTのファクトリーサウンド

DIGITAKTには400以上のファクトリーサウンドセットが搭載されています。

アコースティック系やデジタル系の音が入っています。

中でもアコースティック系はかなり高品質なのが意外でした。

こういったドラムマシンはどうしてもエレクトロニック系の音ばかり充実している場合がほとんどなので。

 

  1. 23のエレクトロニック系ドラムキット
  2. 42のシンセワンショット
  3. 44のシンセスタブ・パッド
  4. 83のノイズやオシレーターループ

DIGITAKTのI/Oやストレージなど

 

  1. オーディオ IN/OUT(LR)
  2. ヘッドフォンアウト
  3. MIDI IN/OUT/THRU
  4. USB

DIGITAKTには1GBのストレージが内蔵されています。

ひとつ残念なのがSDカードなどに保存できるようにはなっていないので、外部にデータを保存したい場合、USBを介してパソコンなどに保存しておく必要があります。

シンセサイズ・音の加工

DIGITAKTは本体に8つのノブを搭載しているので前後のトリムも簡単です。

解像度はそこまで高くないものの、LCDディスプレイも搭載されており、波形表示もできるのでエディットはかなりしやすいと思います。

取り込んだドラムループなどはスライスしてから各スライスを別々のトラックに割り当てることもできるところも使いやすそうです。

 

エフェクトセクション

DIGITAKTでは各トラックにエフェクトを簡単に挿入できるようになっています。

フィルターもデジタルですがマルチモードの物が搭載されており、エンヴェロープも細かく設定できるので、ただのドラムサンプラー以上の事ができるのがポイントです。

 

  1. ディレイ、リバーブ、センドFX
  2. 各トラックにディストーション搭載

サンプルネーミングは少し手間がかかるけど

サンプルのネーミングって結構手間がかかります。

これはNATIVE INSTRUMENTS のMASCHINEなどと同様の入力方法で、ディスプレイ上に表示されるアルファベットや数字をカーソルで選択して一文字づつ決定していく必要があります。

こういうところはタッチパネル搭載のアカイMPCと比較すると残念なきがしますが、これもハードウェアの機器をいじっている醍醐味だと思うので俺は好きです。

sequence

シーケンスの作成はステップモードとリアルタイムモードの2つに対応してます。

ステップは最大で64ステップまでです。

 

DIGITAKTで選択可能なステップ数

16、24、32、64に対応

 

OVERBRIDGE for DIGITAKTがやばい

2021年の後半に始動する予定の新たなサービスがDIGITAKTのOVERBRIDGEです。

OVERBRIDGEは専用のVSTプラグインからDIGITAKTをコントロールできるインターフェイスで、DIGITAKTをUSB接続することで2イン2アウトのオーディオインターフェイスとして機能させることができるようになります。

また、DIGITAKT 内部の8つのトラックをDAWに24ビット48khzでストリーミングすることもできるようになるので、今までの制作環境にしっかりインテグレートさせることができます。

それからサンプルライブラリーやマネージャーとしての機能もあるのでファイル管理などもやりやすくなりそうです。

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